Incident of Dreamy Vale Church
DarthCheesiest
80MSP
AnnaとLauraの名物ダーティ・ペアがくんずほぐれつトンファーで大暴れ。 欧米産「逮捕しちゃうぞ！」、まさかの２１世紀に堂々の誕生。
ある日Dreamy Vale署に一本の電話が鳴り響く。本作のストーリー部分は漫画風に語られ、ＯＰは６ページと大ボリュームだ。全てのベルトスクロールアクションは電話から始まるべきである。
不吉な教会に辿り着いたAnnaとLaura。彼女らはそこでガイコツ達のミサを目撃する。Lauraは静かにトンファーを手に取った。
本作は３Ｄベルトスクロールアクションである。奥向き、手前向きにも攻撃をすることができ、純粋に昔懐かしいものとはプレイ感覚が異なる。ゲームスピードは速く、爽快だ。
本作はデモ版から製品版にしてもコンティニュー回数・クレジットは限られており大変難しい。敵が落とすアイテムは重要だが要注意。画面のキノコは拾ってはならない。毒キノコだからだ。
非常に残念なことに本作にはボスキャラは存在しない。各ステージの最後にガイコツに囲まれる猛ラッシュがあり、それを撃破したらステージクリアーとなる。
教会を無事脱出したAnnaとLaura。最後の最後に嬉しいハプニング。「とっても楽しかったわ！またいつか絶対来たいわ！」と、ガイコツに捕まり縛られていたAnnaの弁。
高難度ながらテンポ良く爽快なゲーム性、後ろに回りこみこちらのジャブの外から突進攻撃をしてくるＡＩの頭の良さ。本作は８０ＭＳＰの小粒なゲームながらかなりアクションゲームに詳しい人間が作ったきらいがある。Xbox360インディーズゲームは２０１１年２月現在、容量が150メガを超えると240MSP以上の値段を設定しなければならない。もし本作のボスキャラがその価格を守るために消えてしまったのだとしたら悲しい話である。 なお、制作チームDarthCheesiestがインディーズに発表したゲームは本作で４本目。次回作が期待できそうだ。