Dr.Mazing Infinite Energy Crisis

DarrionCSUSB

240MSP

Dr.Mazingが開発したエネルギーボックスの試作品を巡って、Dr.MazingとLord Gazal Nimの戦いが始まる…手書きの温かみ溢れるダブルドラゴン的2Dベルトスクロールアクション。


ここはSciences Building。Mazingは永久機関という世紀の大発明を学会ではなく大学の講義で発表するようだ。手書きの温かみ溢れる柔らかい線で描かれた教室だ。


しかし現れる謎の軍団。奴らこそは宇宙から来たGazal Nim王とその兵隊。Mazingの発明を強奪しに来たとの事。味のあるライフルだ。


大学の理科棟ごとさらうという乱暴な作戦にもMazingは冷静だ。プロトタイプを持って助手のMs.Daisy Chain(2Pキャラ)共に脱出。ここからMazingの徒手空拳の戦いが始まる…


メカ兵士の首を吹き飛ばしタレットを叩き潰すMazingのパンチ。MazingとChainが何故こんなに強いかは特に明かされていないが二人が中国系アジアの血を引いているならクンフーをつんでいるのは当然だ。


全ての敵を倒すことで現れるボスと戦うMazing。天才科学者である彼にとっては敵が落とした手榴弾を扱うなどお手の物だ。


ボスを倒しステージをクリアしたMazingとChain。いつもの顔だ。マイペースを崩さないプロの表情だと言える。Chainの内股はやりすぎではないのか。


長いステージデモに対してアクション部分の作りは残念ながらおざなりだ。Mazingのジャンプは垂直にしか飛べず、空中で攻撃を出すこともできない。打撃が当たった感覚も希薄で爽快感にかける。 ストーリーデモを全て見たいと思ったが、240MSPという割高な値段とアクション部分のつまらなさで筆者は購入を諦め、デモ版のみのレビューとなってしまった。 Webでの検索では開発元のDarrionCSUSBのその後の情報を発見することは出来なかったが、Dr.Mazing、Ms.Daisy Chain、Lord Gazal Nimといった魅力的なキャラをこのまま終わらせてしまうのは惜しい。ぜひともEnergy Crisis以外のDr.Mazingシリーズを見てみたいものだ。

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