Unicorn Makeout Mania

Software soft

\100

今、ユニコーン達の血で血を洗う戦いが始まる。SoftwareSoftが送る本格派ケモノ格闘ゲーム。まさかのドルビーデジタルサラウンド対応。


官能的な音楽と共に現れたタイトル画面はいかがわしいダンスを披露してくれるお店のネオンのようだ。馬のキャラクターが出てくる格闘ゲームとしてはMy Little Ponyの格闘ゲームがあるが、それよりヘビーでディープで、できればお付き合いたくない空気を醸し出している。


タイトル画面の次は格闘ゲームらしいキャラクター選択画面。4人とは少ないがこちらは100円のインディーズゲーム。十分だろう。体験版では左側の2キャラ、HornyとLustyが選択可能だ。 本作は1P側が右側に配置されていて、格闘ゲームとしては極めて珍しいスタイルだ。なお、製品版で使える残りの2キャラはそれぞれにサングラスと帽子がついただけのやっつけだ。


かなり凄まじい対戦風景。操作はアナログスティックで左右移動、キス攻撃(近距離打撃)舌攻撃(中距離打撃)目からビーム(相手をピヨらせる遠距離攻撃)防御、の4ボタン。キャラクターごとの操作の違いは無い。


2ラウンド先取したら画面に「Finish Her」の文字が現れ相手にとどめをさす演出。外国の格闘ゲームではメジャーなものだが、専用の必殺技などは無く(恐らく)舌攻撃を当てることで相手ユニコーンの首が飛ぶ。首の断面から飛び出る光学ディスク状のエフェクトはタイトル画面と同じものだ。


同キャラ戦ではカラーが違わねば自分がどちらか分からないというスト2が最初から懸念していた点は一切踏襲していない。まあ左右が入れ替わることもないのだが。なお、攻略は相手が近づいてくるところに舌を置いておく、画面端に追い詰めたらキス連打でOKだ。


4人勝ち進めると、なんと色違いの4人とまた対戦となった。色違いあるんじゃないかという当然の思いが胸に浮かぶ。


色違いの4人目を倒す直前、モニタにテキストが映しだされた。「このゲームのお試し期限は終了しました」。この最後の色違いを倒せばラスボスが出てくるかもしれない。 そう思い、価格を見ると本作は100円というXbox Live Indies Gameでも設定できる最低額だったが、筆者はどうしても購入ボタンを押すことができなかった。ラスボスなんか居ない。その確信が自分の中で覆せなかったのだ。 なお、開発元であるSoftware Soft(すごい名前だ)は本作のFacebookページまで作成し気合十分である。 更なる飛躍を期待するばかりだ。

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